ADVISER for OCM GROUP

OCMGROUPの顧問、岩谷 英昭。
松下電器取締役、アメリカ松下電器会長、グローバル戦略研究所・松下電器役員、松下電器産業株式会社顧問 などの要職を歴任された後、
SIMEON CONSULTING GROUP を設立。後進の育成にご尽力されています。

SPECIAL INTERVIEW

日本とアメリカの違いはありますか?
大いにありますね。例えて言うなら日本はマラソン。 200 人走れば 200 人全員がゴールを切る。アメリカは一番にならなければいけないボクシングの世界。もっと言えば 叩きのめす、止めを刺すといったところがある。 Google などのように相手を寄せ付けないものがありますね。

その反面 人と人との付き合いではウェットです。会社が変わっても同じ業界であれば何時までも連絡を取り合って仲が良いし、付き合いも長い。

ベストバイの会長のショルツ( Richard M. Schulze )さんや副会長のブレッド・アンダーソン( Bradbury H. Anderson )さんなど 69 年ミネアポリス時代に知り合いましたが、今でも仲良くさせて頂いています。日本の場合はサラリーマン生活が終われば、毎年のカードもどんどん減っていく、 その後どこへ行ったか分からない。ちょっと寂しいですね 。
松下幸之助氏との想い出はありますか
僕らの時代でも直接話をする機会というのはなかったですね。年頭の挨拶など壇上から話を聞くだけでワクワクしました。

幸之助さんの最後の話を聞いたときは随分お歳で壇上にあがるのも 一苦労 壇上に上がった第一声 「歳を取ると歩くのも大変 あきまへんなぁ」 と言っただけで大爆笑です(笑) そしてたった一言 「今日は皆さんにお礼だけ申しあげるために来ました」 と言われただけで拍手喝采です。とてもカリスマ性のある人でした。

松下家の事は同期の松下正幸さんから良く聞きました。ご存知の通 り彼は松下幸之助さんの孫にあたります。松下家の考え、あり方、生きざまは正幸さんを通して他の人よりも多く知れたと思います。自然体であるというのが印 象です。奥様も誰とでも目線を合わせてくれますし、肩の凝らない素晴らしい方です。
成功の秘訣を教えてください
僕の人生が成功かどうかは分かりませんが “こういう人生を送りたい” と思い続ける事が大事だと思います。

思い続けるとどれくらいのサイズで実現するかは分かりませんが、夢は必ず形にはなる。今 中国でマーケティングを教えているのは、若いうちに中国語をやっていたからです。日本はアジアのリーダーシップを取るべきだと思います。アジア人として世界の中で成功したいと思い描けば実現する。夢を描いて実現に近づくよう頑張るという事を若い人達に伝えたいですね。

エレクトロニクスの成功を例えて言うなら、エジソンの言葉が全てのように思います。 「天才は 1% のインスピレーション 残りの 99% は努力と汗」 

兎角近道をしようとするけれど、汗水垂らして働く事、勤勉さが資源のない国 日本には必要です。

岩谷 英昭

1945 年 岡山県出身
1968 年 明治学院大学 経済学部卒業
1968 年 松下電器産業株式会社 入社
1971 年 同社 電池事業部 輸出部
1978 年 アメリカ松下電器株式会社出向
1983 年 松下電器産業株式会社 東京商事営業所 営業二課長
1988 年 アメリカ松下電器株式会社 パナソニック社出向
1993 年 同社 パナソニック コンスーマ エレクトロニクス社 パナソニック・ウエスト社 社長
1996 年 同社 パナソニック コンスーマ エレクトロニクス社 社長
2000 年 同社 取締役 米州本部長(兼)アメリカ松下電器株式会社 会長に就任
2001 年 NY国際貢献賞受賞
2003 年 同社 役員に就任(米州本部長、アメリカ松下電器(株)会長のまま)
2004 年 同社 国際関係担当兼グローバル戦略研究所所長
2004 年 国際人類愛賞受賞
2005 年 同社 顧問に就任